【対談】壱城あずさ×2次試験合格者 part2
*今までに受けた3回の受験について*
壱:今まで中3、高1、高2って全く環境が違うところでレッスンしてきたということだけど、受験の結果はどうだったのかな?
花:高校2年生の自分で練習してきたときだけ一次試験に通ったんです。
壱:それまでは一次試験も合格できなかったの?
花:そうなんです。スクールに通ってたときは一次試験に一度も合格できませんでした。
壱:自分とお母さんと二人三脚で練習したときは確か二次試験も合格してるよね?
花:はい(嬉)
壱:それはきっとお母さんの応援を毎日そばで感じながらお稽古して、お母さんのためにとかそういう強い想いも背中を押してくれたんじゃないかな?
花:はい。あったと思います。
壱:一次試験に落ちたときも、もちろん悔しかったと思うんだけど、去年三次試験に落ちたときはまた悔しさが全然違ったと思うんだけどどんな気持ちだったの?
花:まず三次試験に行ったことがなかったので、どんな質問が来るのかなど全く分からなくて。
当日はすごく緊張してしまいニ次試験までの勢いも落ちてしまって・・・でも負けたくないという気持ちはとてもありました。
合格発表は私の受験番号の一つ前の番号が書いてあって、自分の番号がないとすぐ気付きました。
最初落ちた実感がわかなかったんですけど母のいつも見せない落ち込んだ姿を見たときに、何とも言えない気持ちになって、そのあと速報とかニュースなどで合格された方を見て「この人、試験会場にいたな」とか、本当にあと1歩だったんだと悔しい気持ちが徐々に溢れてきました・・・
でも私にはまだ出来ることがあるんじゃないかという気持ちがでてきました。
壱:あと一歩だっていう実感が初めてわいたんだね。
花:はい。
壱:去年三次試験合格できなかった理由って素直になんだと思う?
花:また改めて目指し始めて気づいたことですが、メンタルが私の一番の課題だな思います。何か注意されてもそれを跳ね返すくらいの気持ちとか力が自分にはまだまだ足りないなというふうに思っています。
壱:なるほどね。
合格まであと一歩って思った時にまずはどうしようと思ったの?次が高校三年生でラストチャレンジとなるわけでしょ?その頃はまだクラレス大阪も始まってなかったわけだけどまず何をしようと思った?
花:どれも苦手意識はあったんですが三次試験で「歌はいいがダンスの方がよくない」とおっしゃっていただいたので、まずジャズダンスのスクールを探してみました。宝塚受験向けのダンスを教えてくれるところは見つからなかったのですが、テーマパークのダンススクールを見つけたので習い始めました。
そして声楽の先生に宝塚の名古屋公演を一緒に観に行っていただき宝塚の世界観を先生にも知っていただき発声練習や歌い方など一から見直していただきました。
壱:そんな中6月にClassy Lessons大阪がオープンするわけだけど、まずは何で知ったの?
花:クラレスさんが東京にあることは知っていて、YouTubeのおすすめに出てきて、一緒に頑張ってる人を見たくて見たんですけど、「東京にしかないんだ」と思っていたんである時母が「大阪でこういうスクールあるけど」って見せてくれて「私が行きたかったクラレスだ!体験レッスン行きます!」となりました。
壱:クラレスが東京にあることは知ってたんだね、名前も知ってたんだ。そこでレッスンしてみてどう感じたの?今までスクールも通った経験がある中でどんな印象を受けた?
花:今までのスクールも元ジェンヌさんが教えていらっしゃったんですけど、あまり宝塚を感じられる場所ではなくて。でもクラレスさんは入った瞬間に先生方のオーラにまず圧倒されて、「私はここでレッスンを受けられるんだ」と思ってテンションが上がって、そこがいつものスクールとは違ってもっと宝塚に近づける場所だなとすごく感じました。
壱:元タカラジェンヌの先生達は過去に宝塚受験を合格している人たちなわけだからヒントはたくさんあるよね。先生たちから盗めるものは大きいよね。
壱:さっきの話に戻るんだけど三次試験で試験官の先生に歌は褒められたのね?
花:歌は得意そうだねって。
壱:得意そうだねって言われたんだ。
花:はい。ダンスはちょっと苦手?と。
花:総合的に見たときに歌の点数が良かったんだなと感じました。私的にバレエのことを言われなかったことにすごく驚きました。バレエが凄く苦手意識があったので、バレエを中心に自主練習を今までやってきて、ダンスはどちらかというと小さい頃から好きだったので「私はダンスがだめなんだ」ととても意外なアドバイスをいただきました。
壱:でもそれってすごいヒントをいただいたね。「今年1年ダンス磨いてきてね」って明確に与えられてる課題だよ。
課題を与えられてる人なんて少ないと思うよ。
花:はい。
壱:私は花を見てて、ジャズダンスはすごい好きなんだろうなとは感じるよ。
花:はい。大好きです。歌も好きなんですけどダンスだったらジャズダンスが一番好きで自分を作りやすいというか、自分の中の元気な感じを出しやすいなと思っています。
壱:クラレスに来てくれてからジャズダンスすごく良くなったよ。
花:ありがとうございます。
壱:そして最近思うのが、銀座校に夏期講習の前半受けてきたじゃない?そこから凄く変わったよ!
花:本当ですか!?
壱:特にバレエが変わったよね。何かを取っ払ったというか。それはすごく感じた。そのあたり何か自分で感じてる?
花:最初銀座校に来た時に、YouTubeで見たことある方とかがいて、そもそも溶け込めるのかどうかの心配がものすごくありました。
最初バーレッスンでバーにつくときに「どこについたらいいんだろう」と思ったときに、「前に行こう!私が1番目立ってやる!東京の子よりも大阪を見てくださいの勢いで行こう」と思いました。前に行ったことによって自分は変われたなと思いました。
壱:その初めの大きな勇気があったから、そのあとの流れが良くなったんだろうね。そのときに花が「前の方に銀座の子がいるから3列目でいいや」ってなってたらそんなに変化はなかったと思う。レッスン中どういう自分でいるかはとても大事なことだよね。
花:はい!
part3へ続く
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